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なるべく早くITフリーランスになった方がいい

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若い頃(20代)から、フリーランスになっている人を、ときどき見かけます。生き方が上手だなと思います。

私の場合は30代の途中からでした。

実際、以前に自分が一緒の現場で働いていた20代の若者がいました。技術的には全く未熟だったので、いろいろ教えたりしてたのですが、聞いていくと実はその彼もフリーでやっているという話になって「いやあ、自分は超めぐまれているんですわー。」と言ってました。どうやら、営業さんがフリーにならないかと誘ってくれたみたいです。技術的センスはそれほどあるわけではなさそうな彼でしたですが、生き方にセンスがある奴だなーと感じました。チャンスをものにした、といえるでしょう。

20代ではあまり得られないくらいの年収を手にしていたと思いますし、その彼は更に成長していくでしょう。

では、いくつか、フリーになる明確なメリットをお伝えしていこうと思います。

フリーだと人生を成功に導くために必要な勉強をする機会が多い

社員として会社に所属していると長年、働いていても、まったーーーーーくわからないことを、フリーでは短期間のうちにたくさん経験し学べます。そしてそれが生き残るために必須の知識として身にしみてきます。

社員として会社の経営者に近い立場になればわかってくると思います。ですが、ある程度大きな規模の会社だと、そのようになるのは10年とか、それ以上とか、あるいは生涯そんな経験はできない立場だったりするかもしれません。

フリーランスは、小さくても自分で「経営」をする立場なので、経営者的視点を身につける必要があるんですね。その中で学ぶことが非常に多くあります。

語りだすと一晩くらい話せるようなネタは、いくつもあって全部を紹介しはじめると記事の内容がふくれすぎますので、それはまた別の機会にとっておきます。

学んだことをいくつかお伝えします。

フリーランスは年齢とともに収入があがるわけではない。

フリーランスで仕事していると、年齢とともに収入があがるわけではない、ってことがわかってくると思います。

スキルというより、人月で計算されるんです。

東京のITフリーランスの業界では、大体の普通に働けるスキルをもっている技術者は、1人月50万円から60万円程度というのは相場になってきます。そして、これは年齢があがっても、求めてられているスキルを提供できない人はあまり上昇しません。世の中のニーズにあわせなければいけないということです。

ただ、それでも50から60万円。年収でいえば、600万円から720万円。けっこう十分だともいえるでしょう。

なので、若くしてフリーになっても60万円。経験をつんでフリーになっても60万円程度になるのではないかと思います。

ですので、社員として年功序列的に年齢とともに収入が上がってくる前にフリーになった方が早く高い年収に到達できるので、差額の分、お得です。

なので「なるべく早く」フリーランスになった方が、お得感はアップします。

大手企業に働いて長年いたら30代後半などになると収入の差額が大したことがなく、あるいはフリーになったら収入は下がってしまう可能性すらあり、そうすると金銭的にはフリーランスになるメリットがあまりない、ということになってしまい、踏み切る勇気を持つことは少しずつ難しくなってくるかもしれません。

金銭面はひとつ、フリーランスの魅力ではあり、それは若い方が差額の分、魅力があります。逆説的にいうと、若いエンジニアは普通、会社員でいると金額を取られすぎているというところはあると思います。スキルがあろうとなかろうと、ビジネス的にとられるような仕組みになっています。これは、IT業界に限らないことかもしれません。

年齢を経てくると、うまく取られないやり方をしっているからビジネス的に取られない、のかもしれませんね。(ただしうまく取られないやり方を知っていないといけないけれども)

まあ、それにしても、フリーランスには金銭面だけじゃないメリットが山程あるので金銭面はデメリットがあったとしても、なるべきなんですよ。でも、年齢があがってきて踏み切る勇気がなくなってくると、ますます踏み切れなくなってしまいます。だからこそ、「なるべく早く」ということも言えます。

フリーランスだと、努力の方向を正しく向ける必要性がある

社員の立場だと、その会社のためには必要なんだけど、市場では売りにならないようなスキルについて学ばなければならない、という場面はよく遭遇します。

それを学んだところで、仕事は楽にできるかもしれないけれども収入のアップはのぞむべくもない、ということが多々あると思います。思い出すと私もたくさんありました。ちょっとした方向性の間違った無駄な努力でした。

私は、今はプログラマですが、かつてはプログラミングを一切しないSEの時代がありました。プログラミングは外注さんにお願いしてやってもらっていて、自分は仕様を決めたり調整したりの仕事だったんです。当時はクラウドなどはメジャーではなかったので自社やお客様向けサーバーをサーバールームに設置する必要があって、サーバーラックに、ブレードサーバーとか、フォールトトレラントサーバーとか呼ばれる専用の巨大なWindowsサーバーを設置したりしていました。SEの自分がやるんですね。LANケーブルがうようよと生えているようなそんなものの配線を1日かかりで設置して汗だくになりました。結構上手になりました。配線の取り回しについてある意味「スキル」が必要だったので、それを学びました。

そういうお仕事をしたい方にはそういうスキルを学ぶことは大切な人もいるでしょう。しかし、少なくとも私の目指していたソフトウェアエンジニアという仕事とはかけ離れています。そんな所で何らかの配線のスキルを得たところで、今の仕事の収入アップなどには何の役にもたっていません。

エンジニアとしては、ビジネスマンとしては、最小限の努力で最大限の結果を出すようなことをしたいです。毎日の仕事がスキルアップにつながり、次の仕事がもっとうまく行えて、それゆえに収入があがっていって欲しいものです。

フリーランスになれば、すごくわかりやすいことでが、雇用が全く保障されません。契約している相手会社さんに支払ってもらっているお金を超える、十分な価値を提供できなければ、すぐに切られます。来月でこなくていいよ。といわれるわけです。

そこが重要なんですが、そういう環境が人を鍛えてくれます。

努力を正しい方向に向けないと仕事がなくなる。だから、努力を正しい方向に向けることに、自分の目を光らせているというか、アンテナをはっていて、自分を成長させてくれない仕事はすぐに契約終了して、自分の成長につながる仕事をみつけなければ、将来生き残っていけない、とわかっているので、そういうことにとても敏感です。

特に社員の立場だと、それを日々の仕事で方向つけることが少し難しくなると思います。

例えば、今、仕事で Ruby を使ってプロジェクトを進めている人は、Web系の業界に多数いると思いますが、それは本当に大丈夫なんでしょうか?と、私は他人事ながら心配してしまいます。

フリーランスは、実は努力しまくっている。わざわざいうわけないけれども。

誰しもそうだと思いますが「俺成功するために!努力してるぜ!」なんてことをアピールしたりはしません。ほんとにうまくいくようなやり方をわざわざ人に伝えることなんて、あまりないでしょう。

努力していることなど対して人にみせたりはしませんが、社員の人より稼ぐために努力しまくっているかもしれません。

これは、努力というより、いいかえると、工夫、かもしれません。

別に休日をなしにして仕事している、というわけではなく、しっかりと家族サービスの時間もとっています。でも、工夫、しているんですね。努力の最適化でしょうか。

新技術吸収や職務経歴書の工夫などが、一般の会社員なんかより断然レベルが上です。フリーランスからみたら当たり前です。戦う土俵が違いすぎて、技術レベルで社員の人にかなわない。なんてことは通常あるわけがありません。

「僕プログラミングに自信がないんです。」そんなフリーランスの人と、企業の人は契約したがらないです。

だから、完全なる自信を持てるように自分を磨き上げるのが、フリーランスです。

自分が磨き上がったから、心の準備ができたから、フリーランスになるんじゃなく、

フリーランスになったから、自分を磨き上げる必要があるから、すばやくそうするのです。

プロ野球選手と草野球選手とじゃ、仕事に対する意気込みとか、何もかも違うじゃないですか。そこまで差があるわけではないとは思いますが、少しそれに似たような差があるということです。

このIT業界で、社員でいるメリットなどほとんどない

ある現場では、少し自分より年下ですが、ちょっと口は悪いけど実力がめちゃくちゃあるフリーランスの友人とよく話しました。彼は、誰でも知っている自動車のあの「なんとかレーサー」とか、誰でも知っているあの「最後のファンタジー」的なプレステのあれに参加しているようなC++系で3Dもバリバリ使いこなせるエンジニアで、実力も生き方もとてもうまくやっている奴だったんですが、彼いわく、

「この業界で、社員なんかでいるメリットなんて全くないね。さっさとみんなフリーになればいいのに」

でした。そして口が悪いから、「社員やってるやつなんて、みんな馬鹿だよなー。」というのが付け加えられる感じです。

そういうのを社員もフリーも混ざり合って仕事している現場で、でかい声でいうので、私や、周りのフリーでやっている人たちは、苦笑いでやっていました。

苦笑いしてましたが、そのとおりだと感じていました。

彼は、月の収入は私よりもずいぶん高かったのですが、年収をあげるのが嫌なので、年間に数ヶ月は休み期間をあけるという方針で自分の仕事をしているようでした。年間に数ヶ月はゲームをして過ごすそうです。笑いながら「年収高くていいなー」とたびたび言ってました。

なんで年収あげるのが嫌なのかというと、税金が多く取られて時間あたりの稼ぐ金額が低くなるのが嫌なんだそうです。効率よく稼ぎ、ちゃんと時間を自分のためにも使うそうです。

何を言っているかわからない方にひとつ例を示しておきますが、月83万円に境目があります、個人事業であったとしても年収1000万円を超えると消費税を払わなければならなくなります。つまり月83万円以下は消費税を納税しなくていいのですが、月84~89万円までは消費税を収めなければいけないことになり、結果、月83万円より収入が減ってしまいます。

消費税だけではなく、収入があがればあがるほどいろんな税金が高くなります。細かくみると時給換算してお得ではなくなるという線があり、それをふまえて年収を抑えて働くということを計算してやっているエンジニアもいるってことです。彼いわく、社員でいて、好きなときに長期休暇とか取れないというのも、デメリットしかない、って話でした。

言われてみればそうですよね。自分も彼も仕事を変えるということに躊躇がほとんどないので「長期休暇とりたいなー」となるとお金に余裕があればある分だけ「ちょっと休みますかー」と、いうことができます。

社員でいてプロジェクトのプレッシャーを感じていると、そこまで自由が効くわけはないと思います。

フリーランスの本当のメリットとは、

これは、すごく強調したいことなのですが、フリーランスの本当のメリットはなんなのかということです。

それは、見せかけの収入ではなく、生き残るための真の実力が身につくということ。だと私は思います。

私は、けっこう長い間、Windows系のプログラマでした。10年くらいかな。しかし、最近の数年で、完全にWebのフロントエンド JavaScript エンジニアにスキルを変えました。業界を知っている人からするとそういうスキルチェンジはそんなに簡単ではないと思います。

でも、やらなきゃ死ぬのだったら、やるじゃないですか。死ぬ気で必死に勉強したわけではないですが、ぬるま湯につかっていたわけでもありません。結構勉強している方だと思います。

元の熟知している業界にいればわかりきった仕事ができるので楽に稼げるように思っていましたが、先の未来をみるとWindows系のクライアント・サーバーシステムなんかは、やはりちょっと怖いかなと感じていました。自分の技術は陳腐化して、古いタイプのエンジニアに成り下がって仕事を得ることができない可能性もあると思っていたので、ハードルはありましたが乗り越えた方がいいと思い、うまくそういう仕事を見つけてスキルを変えたんですね。

「こっちの方が未来がある。生き残るためには、スキルチェンジだ!」そんな風に考えて行動して変化を起こすのは、通常、社員という立場だとより難しいと思います。スキルチェンジしなくても、仕事を失うなんてことはありませんし、スキルチェンジできるような教育プログラムがない会社が悪い、上司が悪い、環境が悪い、なんだかんだと、人に責任を押し付けることはできるでしょう。

そんな風に、自分以外のもののせいにして、行動しない人は、大勢います。

会社の経営者は全く違う考え方をするはずです。フリーランスもそこと似ています。

自分が稼げないのは、全て完全に自分のせいだ、と知っています。

「やらなきゃいけないよな」と自分を奮い立たせるきっかけになる場面が多いんです。

フリーランスは、社員とちがって、ある日いきなり来月以降の仕事を失う、という場面があります。

「ああ、仕事場のアイツの理不尽ないいがかりによって、俺の評価が低くなっていて契約が続かなかったんだな」それは確かに真実の一面かもしれません。

しかし、このように考えるべきでしょう。

「なるほど、俺のスキルが誰もが認めるほどに突き抜けていなかったので、お客さんには契約を継続するメリットがなかったんだな。俺が未熟だったか。」

そうすると「スキルを上げておかなければいけない!」と前向き的な意識高い系とかにならざるおえません。

IT業界で、フリーランスのエンジニアになることで、ちょっと追い込まれることえ自分自身を鍛えていけるようになり、それが生き残るための真の実力になっていく、というわけです。

終わりに

ということで、こういうフリーランスのメリットがあるよ、ということでした。

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